超クルマはかくして作られる
日本のお家芸「モノづくり」が中国にお株を奪われつつある今日、唯一元気のいい日本の自動車産業。その元気の秘密はどこにあるのか? 本書は自動車ジャーナリスト福野礼一郎が、それまでの「ケチをつけるだけの」自動車評論に飽き足らず、モノづくりとしてのクルマの本質に迫ろうと、二玄社刊CG(カーグラフィック)誌において4年間にわたり主にクルマづくりを支える部品メーカーを取材、連載されたシリーズの後半部分をまとめたもの。前著『クルマはかくしてつくられる』では革、木、布、ガラス、塗料、内装材などわれわれの日常生活になじみ深い素材や部品作りを取り上げ、いわば「外堀を埋めた」のに対し、下巻である本書では、メカニズムとしてのクルマの中枢をなす、ボディー、タイヤ、トランスミッション、エンジンなどという「内堀」に迫ろうとしている。 クルマの部品生産というと、他の工業製品同様、単純作業の繰り返しにしか思えないかもしれないが、実際はまったく違う。おそろしく複雑な工程と偏執狂ともいえる品質へのこだわりによって、生産されている。そんな人々の情熱を、ときに歴史的な視点から、ときに物理法則からわかりやすく説いている。実際に自動車の開発に携わる人であれば、部品メーカーを訪問し、ひととおり案内してもらっただけで、ここまで技術の本質をとらえて書き表すことがいかに困難か理解できるはずだ。 とはいえ、本書で最もひかれるのは、エンジニアでも経済評論家でもなく、あくまでも一介のクルマ好きライターの眼で描かれていること。「ツカミ」と「キモ」ばかり気にかけ、おもしろく読んでもらうことだけを優先しがちな「最低の奴ら」である自らの仕事ぶりへの挑戦。だからこそ、読んでいて共感できるのだ。 最後に、本書に収められた膨大な写真の素晴らしさについてコメントしておこう。最新の工場での撮影は、レーザー光による寸法チェックなどのため難しく、「結局ラインを一度止めて」撮影したものばかりだという。生産技術のプロにとっても充分、役に立つ本といえる。(袴田哲郎)
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製造業お勤めなら一度は読むべき |
クルマに興味がなくても日本の製造業のすばらしさがよくわかります。
もっとピックアップされてもよい本の一つだと思います。
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超クルマはかくしてつくられる |
カラー写真が豊富でとっても,わかりやすかったです。
このタイプの本をずっと待っていました。
製作時の問題解決話などもう少し書いて欲しかった。
(企業秘密との関連部分は,当然やむなしですね)
自動車以外の各産業分野にも充分参考になると思います。
もし,世界先進メーカ−が集まり,プロジェクトを組んで車やそのシステムを
開発したら,未来への時間は短縮になる夢をみました。
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クルマの作られ方とは |
この本は『超』を抜いた題名を持つ本の続編になります。いかにしてエンジンやブレーキ、タイアが作られていくのか…その解説を行っています。
通常「車は部品工場から部品を持ってきて、組み立てられている」と考えられていると思いますが、まさにその通りです。しかし、少しでも高品質で長持ちする部品を作る為に職人さん達は一生懸命なのです。クルマのエンジン部品の精度は千分の1oです、そしてそれが現在の日本自動車産業を支えていると言っても良いでしょう。
エンジン部品、プラグ、バッテリー…クルマの部品点数を数え始めるとキリがありません。しかし、これらが全て組合わさって私たちが運転するクルマが作られている事を知る為には良い本だと考えます。
是非、クルマを愛する人達に読んで頂きたい本です。
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「超」だけにさらに面白い |
数多い自動車評論家の中で、多くの熱狂的なファンを持つのは、唯一福野礼一郎であろう。そんな著者が、最も得意な分野で、(たぶん)豊富な予算と膨大な取材を背景に、渾身の力でまとめあげたこの特集が面白くないはずはない。CGでは毎回楽しみにしていたが、2冊にまとまるとまさに圧巻!個人的にはミクロの視点の多い「超」の方が好み。価格は10倍でも安いぐらい。
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産業オタク必読! |
産業人から言わせてもらうと、”クルマはかくして作られる”や”超クルマは・・”では用語や解説に気になる点は多々ありますが心意気や
誇りは十分に伝わる物だと思います。
今までは日も当たらない部分ですが、これは間違いなく日本における産業の基礎であると思います、産業がこうやって紹介されるのは非常にうれしくもあり、負けてはいられない!とこれを読めば気合いが入ります。


